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どれが面白い?2016年の全ドラマ視聴率ランキングと今年の3つの傾向!

2016年も残すところあとわずか。今年も数多くのドラマが放送されましたね。「このドラマは面白かった!」、「続編が観たい!」など、心に残るドラマもあった方もいたはず。

そこで今回は2016年に放送された全ドラマの視聴率ランキングベスト20とランキングから見えた今年の傾向とトピックスをまとめてみました。

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2016年ドラマ視聴率ランキング

まずは2016年の全ドラマの視聴率ランキング(期間平均)ベスト10を見ていきます。連続ドラマ、朝ドラ、大河ドラマを含めたランキングにしています。


朝ドラ『あさが来た』は2015年から放送され、『べっぴんさん』は2017年1月以降も放送されるので含めていません。

順位タイトル主演視聴率
1とと姉ちゃん高畑充希22.30%
2ドクターX米倉涼子21.80%
399.9-刑事専門弁護士松本潤17.20%
4真田丸堺雅人16.60%
5相棒season14水谷豊14.97%
6相棒season15水谷豊14.64%
7逃げ恥新垣結衣14.50%
8世界一難しい恋大野智12.83%
9スペシャリスト草なぎ剛12.55%
10校閲ガール・河野悦子石原さとみ12.36%

(出典:ドラマ投票所)

11位から20位は視聴率10%を超えているので、参考に見ておきましょう。

順位タイトル主演視聴率
11捜査一課9係11渡瀬恒彦12.14%
12科捜研の女16沢口靖子11.99%
13家売るオンナ北川景子11.58%
14科捜研の女15沢口靖子10.99%
15IQ246織田裕二10.82%
16怪盗 山猫亀梨和也10.72%
17グッドパートナー竹野内豊10.70%
18仰げば尊し寺尾聰10.54%
19刑事7人東山紀之10.29%
20砂の塔菅野美穂10.19%

参考までに、21位から30位も紹介します。

順位タイトル主演視聴率
21捜査一家長内藤剛志10.03%
22はじめまして、愛してます。尾野真千子9.86%
23フラジャイル長瀬智也9.77%
24いつ恋有村架純9.69%
25ヒガンバナ堀北真希9.59%
26ダメ恋深田恭子9.47%
27トットてれび満島ひかり9.44%
28夏目漱石の妻尾野真千子9.15%
29精霊の守り人綾瀬はるか9.13%
30できしな中谷美紀8.99%

「わたしの好きなあのドラマがない!」という方のために、31位から40位も紹介しておきます。

順位タイトル主演視聴率
31家族のカタチ香取慎吾8.98%
32好きな人がいること桐谷美玲8.91%
33火村英生の推理斎藤工8.78%
34ラヴソング福山雅治8.43%
35ゆとりですがなにか岡田将生8.41%
36ラストコップ唐沢寿明8.30%
37カインとアベル山田涼介8.21%
38僕のヤバイ妻伊藤英明8.17%
39そして、誰もいなくなった藤原竜也8.12%
40レディ・ダ・ヴィンチの診断吉田羊8.11%

ここまで来たら50位まで発表します。これで最後です。

順位タイトル主演視聴率
41重版出来!黒木華7.99%
42ON 異常犯罪捜査官波瑠7.98%
43お迎えデス。福士蒼汰7.92%
44せいせいするほど、愛してる武井咲7.88%
45不機嫌な果実栗山千明7.70%
46家政夫のミタゾノ松岡昌宏7.66%
47ナオミとカナコ広末涼子7.54%
48女たちの特捜最前線高島礼子7.40%
49キャリア玉木宏7.16%
50Chef 三ツ星の給食天海祐希7.02%


関連記事:2017年1月期の冬ドラマ視聴率ランキング

この視聴率ランキングから見えてきた傾向と今年のトピックスをざっとまとめてみました。

2016年のドラマ視聴率ランキングから見えた3つの傾向

視聴率ベスト10から見えた傾向は次の3つ。

  1. 朝ドラが強い
  2. シリーズものが強い
  3. ジャニーズ主演作が強い

毎年の傾向と大きく変わりませんね。ここはサラッと流して3つのトピックスを見ていきます。

1.『真田丸』の大健闘

今年の大河ドラマ『真田丸』は大きく検討しました。2015年の『花燃ゆ』が撃沈したことで大河ドラマ離れを危惧する声が挙がっていましたが、『真田丸』は視聴率、話題性、内容において今年もっとも輝いたドラマの一つと言っても過言ではないはず。

堺雅人は知的な新しい真田幸村像を作り上げました。長澤まさみのきりは最初はウザがられていましたが、次第になくてはならない存在になっていきました。さらに、真田昌幸を演じた草刈正雄と徳川家康を演じた内野聖陽が本当に良かったですね。あの二人はたぬきっぷりは見応えがありました。


登場する人物すべてのキャラが立っていたし、これだけ毎週楽しみにされ話題になった大河ドラマは、ここ数年なかったのではないでしょうか。

2.脚本家・野木亜紀子氏が大活躍

今年活躍した人物としてはずせないのが脚本家の野木亜紀子氏ですね。一大ブームを巻き起こした『逃げ恥』は、ガッキーや星野源、石田ゆり子らのキャスティング、「逃げ恥ダンス」などの演出が素晴らしかったですね。

ただそれよりも、「内容が面白い!」という声が多くあったのも事実。毎回”ムズキュン”してしまうようなストーリーや『情熱大陸』など思わずほっこりさせる小ネタ、登場人物全員のキャラクターが個性的かつ素敵だと絶賛されました。

これは脚本家の力なしではなし得なかったでしょう。

黒木華や坂口健太郎らが出演した春ドラマ『重版出来!』は視聴率こそ奮わなかったものの、視聴者や識者からは非常に評価の高い作品でした。実際、野木亜紀子氏は『重版出来!』で「第4回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 作品賞」を受賞しています。

『逃げ恥』もそうですが、この『重版出来!』も登場人物の感情を丁寧に描いていますよね。それがリアルなので思わず「わかる、わかる!」と共感してしまう方がたくさんいたのではないでしょうか。

この2作品で「原作ありの実写ドラマなら野木亜紀子氏」という評価を盤石にしました。2017年もぜひ脚本してほしいですね。

3.”視聴率10%超え保証”の石原さとみ伝説は今年も健在

地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も大健闘しましたね。最初はお仕事女子奮闘系のありがちなドラマかと思っていましたが、主演の河野悦子を演じる石原さとみがとにかく輝いていました。


気が強くてまっすぐな性格も含めてセリフや仕草、衣装も髪型もすべてキュート。実際、石原さとみが着用していた衣装は通販ですぐに売り切れになったと言われています。

さらに注目すべきは石原さとみの視聴率10%超え保証が今年も健在だったこと。昨今はテレビ離れや録画率の上昇で視聴率10%を切るのが当たり前になってきましたが、石原さとみが出演する連続ドラマはことごとく10%超え。

【石原さとみ主演orヒロインの連続ドラマ直近5作品の平均視聴率】

  • 『リッチマン、プアウーマン』(2012年夏) 12.4%
  • 『失恋ショコラティエ』(2014年冬) 12.3%
  • 『ディアシスター』(2014年秋) 11.3%
  • 『5時から9時まで』(2015年秋) 11.71%
  • 『地味にスゴイ!』(2016年秋) 12.36%

今年も”視聴率保証女優”としての力をいかんなく発揮したと言っていいでしょう。

ベスト10を逃したが健闘したドラマ

惜しくもベスト10入りはしなかったけど、個人的に健闘したと思えるドラマを挙げていきます。

『家売るオンナ』 平均視聴率11.58%

北川景子主演の夏ドラマ。不動産会社を舞台にそこで働く三軒屋万智と愉快な仲間たちの奮闘をコミカルに描いたストーリー。北川景子の半端ない眼力を使った「Go!」が話題になりました。

コミカルな部分も良かったですが、仕事は優秀だけど人間関係には不器用な三軒屋万智の心情を繊細に描いたところも評価されました。

『仰げば尊し』 平均視聴率10.54%

元ヤンだらけの無名の吹奏楽部が「音楽の甲子園」を目指す青春感動物語。前評判はあまり高くありませんでしたが、意外にも感動させるストーリー展開で多くの若者に支持されたドラマになりました。

真剣佑、村上虹郎、石井杏奈、北村匠海ら若手に支持されているキャストがたくさん起用されたのも良かったですね。このドラマは2015年放送の『表参道高校合唱部』と同じ匂いを感じました。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 平均視聴率9.69%

有村架純、高良健吾、坂口健太郎、森川葵、高畑充希、西島隆弘という”神キャスト”が共演した冬の月9ドラマ。視聴率は月9の歴史の中では惨敗となりましたが、切なすぎるストーリー展開、心を揺さぶる名言、素晴らしい主題歌が評価され、若者からとくに支持されました。

いまでも続編を熱望する声が多いのも事実です。

『ダメな私に恋してください』 平均視聴率9.47%

深キョン、ディーンフジオカ、三浦翔平らが出演した冬ドラマ。とにかくこの3人の”破壊力”が抜群で男子も女子もキュンキュンする人が続出しました。毎話放送後に、「深キョン、可愛すぎる~!」、「おディーン様が最高すぎて♡」、「三浦翔平くん、かっこいい!」という声が続出しました。

最後に

今回は2016年ドラマ視聴率ランキングの傾向と奮闘したドラマを見てきました。あなたが大好きな2016年ドラマはありましたか?2017年のドラマもきっと名作や話題作が登場するはず。2017年のドラマにも期待しましょう。

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