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物語の端々に、セリフ以外にも4人の心の声が聞こえてきていたのが、リアルな感じを増していて見易い感じがしました。また、所々に芸人さん達が出てきていたことで、より肩肘張らずに見ることができたように思います。変に作りすぎていない、どこかに有りそうな物語に、とても楽しんで見ることができました。

結婚と仕事、30歳間近にして両方失った女性という、現実にもありそうな主人公の設定が面白いです。学生時代からの友人だからこそ、言えない部分や見栄もあります。そういう、普段はみえないアラサー女性の感情が見えた気がします。4人の異なる性格と仕事・私生活の歩みが多様で、どうなるか先が気になります。勝ち組は誰になるのか？自分らしく生きられるのは誰か？また男性からは、ドラマとはいえ、こういう女性の生態・裏側は興味深いものです。

仕事とプライベートの両面で大ダメージを負って落ち込んでいた楓でしたが、そんな彼女に元気を取り戻させたのが子供の頃からの夢でした。30歳からのパン屋修業……確かに大変そうなので友人やパン屋の人達が心配してしまうのも当然でしょう。しかし楓がパン屋に通い出してから別人のように生き生きするようになりましたからね。その変わり様をこちらは見ていますので、ああやって燻っているよりも本気でパン屋を目指してしまえと応援したくなりました。

ひなぎく会のを演じる佐々木希をはじめとするキャストの4人がまずとても素晴らしく、本当に仲良しの雰囲気が伝わってきて、4人そろっている姿がとても羨ましく思えました。また、自分もアラサーのため、ひなぎく会の4人セリフや心の声にとても共感しました。現在仕事を探してる自分としては、佐々木希演じる楓が「いつだって新しいスタートはきれる」といってくれたのがとても心に残りました。エンディングでの座ってのひなぎく会4人のダンスもとても可愛らしく、最後まで癒されるなと思いました。

３０歳になる楓は恋人に逃げられ、仕事まで失ってしまいます。昔からの友人えみは結婚し、薫とミチルは仕事に忙しい日々を送っていました。自分は何もない事に気付いた楓は、パン職人になる夢を叶えようとするのです。苦しい状況でもめげずに新たな道へ進む、明るい展開が良かったです。そんな彼女を気遣ってくれる友人達も、見ていて頼もしく感じました。また楓がパンを幸せそうに食べるシーンも心に残りました。本当にパンが好きで本気で職人になりたい、という彼女の情熱が伝わってきました。そんな楓が今後、どんなパン職人になるのか見守りたいと思います。

女性も男性も30歳あたりで、結婚していたり、していなかったり、仕事をしていたり、していなかったり、と同級生とは様々な違いが出てくる頃なので、その年齢の様々な人のおもいがよく表現されていて面白かったです。なかでも、佐々木希さんが前向きに頑張っている様子が微笑ましく、応援したくなりました。

幼なじみの女性四人の人生がここまで違う環境が、生きるという事の難しさを表しているように思えました。このドラマで佐々木希の演技を初めて見ましたが、とても可愛らしく感じて、楓が仕事も恋人も同時に失う展開が辛く感じましたが、子どもの頃に憧れたパン職人を目指す、前向きな姿勢に好感を持ちました。

アラサーの取りまく環境や、心の描写が出ているドラマだなと思いました。ドラマだから良いんですが、佐々木希がフラれるなんてあり得ないと思った男は私だけではないはずです。パン職人になれるのか見守っていきたいと思います。エンディングのダンスは少し控えめでしたが、良かったなと思います。来週も楽しみです。

「いつだって新しいスタートはきれる」というセリフが印象的でした。日々の生活の中で、新しいスタートを切ることに躊躇ってしまうことは少なくないと思いますが、自分も滞らせていることを始める為の後押しをしてもらったような気持ちです。本当に好きな事を見つけたいと思わせてくれました。

日テレでやっていた「東京タラレバ娘」みたいな感じなのかな、と思ってましたが、あのドラマよりかは毒は少なく感じました。ひなぎく会メンバーそれぞれの人生を満喫してて羨ましい部分もありつつ、実はお互い色々小さな不満なんかがあって（それが心の声として呟かれてたのもよかった）、それが今後どんな形で現れてくるのかなという点が楽しみです。あと、出演している役者さんが、歴代朝ドラに出ていた人が多く、どんな演技をしてくれるのかも楽しみにしてます。

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