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山縣はライバルに嫌味を言われてどうしてもソムリエ資格が欲しかったという執念から、伊賀君を巻き込んだのがとても面白かったです。伊賀君のトラウマを克服させるためにチャレンジしてみようと誘いますが、実際は山縣が試験を受ける時の下調べなのだというズル賢さに爆笑してしまいました。さらに試験会場に潜り込んだオーナーは、伊賀君を応援するためにやってきたのかと思いきや、実際は自分のミステリー小説のネタの為に試験会場に潜り込んだだけだったので、相変わらず個性的なメンバーが多い職場で面白いと思いました。人を利用する人だらけなのが面白いです。

これまで受験等で失敗してきた伊賀君がトラウマ克服のためにソムリエ試験に臨む姿が良かったです。川合君が最後に山縣さんに「いる意味なくなる」ときつーい一言を放った時は「確かに…」と納得してしまいましたが。鮨屋の彦坂さんが試験に合格できたのも、伊賀君が最後まで試験を受けることができたのも、自分の目的があったとはいえ、なんやかんやで仮名子のおかげだなと思いました。毎週本当にナイスアシストです。それにしても伊賀母、いい加減自分のせいで息子が苦しんでいるということに気付いてほしいです。

意外とオーナーって毎回、良いこと言っているんですよね。「苦手は苦手なままで良い」とか。「あなたは苦手を克服する道を選んだんでしょ」とか。もちろん、このオーナーのことだから自分の利益の為に言っているんだけれども、自己中心的な考えなのに、相手を救える言葉をかけられるのは、ちょっと羨ましいです。そしてオーナーのことだから、正直なんだかんだ言っても自分のために、伊賀くんにソムリエの資格を取らせたいのだと思っていたのですが,伊賀くんの受験のトラウマや苦手意識を克服させるためだったとは、人の為に優しいことも出来たんですね。

「ワインも人も一期一会だ」と言ったオーナーの言葉が良かった。ワインを飲んでいる人だからこそ言えるセリフだと思った。伊賀らは常にオーナーの都合に振り回されているものの、オーナーは名言を何度も言い残しており、オーナーの言葉に伊賀たちも心が打たれたのだと伝わってくる。ワインを開けたくないという山縣のピンチ、試験に緊張してしまうという彦坂と伊賀のピンチをオーナーが救ってあげたというのが良かった。試験に使われるワインが本物ではないということに驚いた。

伊賀にとってはお母さんが原因で大学受験に失敗したというトラウマがある以上、ソムリエの試験の際にも伊賀のお母さんが首を突っ込んでくる可能性があるのでは？と心配した。案の定、伊賀のお母さんが首を突っ込みそうになってしまい、常にニコニコしている川合が物凄く疲れている結果に至ったことに驚いた。伊賀が試験のトラウマを乗り越えて、ソムリエの試験を最後まで受けたというのが良かった。来年もソムリエの試験をリベンジとしてもう一度受けて欲しいと思った。

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