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今回のご遺体の死因が切なすぎて泣けました。バイクの単独事故ですが、社長のせいで亡くなったと言っても過言ではないと思います。最初はミコト達に反発していた工場長も社員の為に工場のラインをストップし、一緒に事故現場のマンホールを探してくれたのは感動しました。そして中堂さんの過去が次回詳しく分かりそうなので、次回も楽しみです

事件の展開が二転三転していくさまが、やっぱり面白いですね。そして、キャラクター同士の掛け合いが楽しいから、ずっと見ていられるし、どの場面から見ても、楽しめる。そして、今話のテーマは「誰がために働く」ということで、米須玄師さんの『Lemon』が流れる中、佐野（坪倉由幸）が家族のために身を削りながら働く姿に、感動してしまいました。

中堂系の過去の一端が語られました。付き合っていた恋人の女性がいきなり検死台の上に変死体となって現れる、という重すぎる過去が。３話で彼が法廷で言い放った「誰だろうと皮を剥いだら皆同じだ」みたいな台詞がより一層響いてきますね。そして中堂と葬儀屋が怪しい動きを続けている辺り、その恋人の変死事件は未解決のままになっているのかもしれません。UDIラボ総出でどうにか解決してやってほしいですね。

今回はミコトが過労死の真相を解いていく展開が面白かったです。社長が言うプライドという言葉に強制されて長時間残業させられてしまう工場の人たちには同情してしまいました。工場長が操業を停止してみんなを守ろうとする姿は良かったですね。佐野の過労死が認められ、息子も将来に希望を持つという結末になって良かったです。六郎の「何のために働いているんですか？」という問いかけにミコトが「生きるため」と即答したのは考えさせられました。検体を解剖する法医学医だからこその即答だったのかもしれませんね。

事故死した男性の死因を探るなかで、最初はサービス残業を隠そうとしていた工場長が立ち上がり、工場の社員たちが協力してくれる姿に、これまでの男性の働きが実直だったからこそ協力してくれるのだなと思いました。実際の社会でも、会社のトップの言うことと、現場の苦労がつながらず、苦しんでいる人はたくさんいるので、社会風刺ともとれるなと感じました。最終的に死因を導き出すまでに、一筋縄ではいかないところが面白いなと思いました。また、中堂の過去が少しずつ明らかになり、目標がなかった久部君が書いた記事はどうなるのか、今後も気になります。

単独のバイクで、死んだ男性。事故なのか、過労死なのかという判断。家族にとっては、真実を知りたいですよね。社長の命令で、工場全体の過重労働。ひどい話です。「あったことを、なかったことにする」という、事故死した男性の子供の言葉。辛さが増してしまいますね。ミコトたちの、熱意で、動き出した工場の人々。そんなみんなの気持ちで、死因の元凶がわかり、良かったです。でも、それは、社長のワガママといえること。とても腹が立つだけです。残された家族が幸せになれたらと思います。

弁護士の薬師丸ひろ子さんと、解剖医の石原さとみさん親子が、正義感にあふれていて、とても気持ちが良いです。1人の男性の死に対して、親子が違う側面から関わるのは面白いなと思いました。そして、母と娘がそれぞれ自分にできる範囲のことを全力でやっている姿がかっこいいなと思いました。責任感も強いこの似た者親子の2人に任せていれば安心だと思います。

工場長が社長に逆らって、従業員たちに休むよう言い渡すシーンに感動しました。工場長は、前半は従業員に過剰労働を強いるヒドいヤツというイメージでしたが、実は社長に無理難題を押し付けられながらも、必死で頑張っていた社員のひとりでした。「プライドならありますよ。あなたよりも」という言葉に全てが詰まっていました。被害者の死は悲しいものでしたが、工場長や従業員たちが大切なものに気づくことができて良かったです。

バイク事故で亡くなった佐野が務めていた工場は、所謂ブラック企業でした。社員達は休む間もなく働いていたのですが、工場長は残業なんてさせていないと言い張ります。この時点では正直、工場長は悪い人という印象を受けました。その後ミコト達は事故の場所を特定する為、マンホールを一つ一つ確認しに行きます。気の遠くなる作業ですが、工場の皆が協力してくれたお陰で事故の真相が判明しました。初めは頑固だった工場長ですが、人の命より大事な仕事なんてないと気付いたのでしょう。ラインを止め社員を休ませる決断は、勇気のいることだったはずです。しかし工場長は結果、正しい道を選ぶことができ良かったと思います。

石原さんの「夢なんてそんな大きいものじゃなくて、目標程度でいいんじゃない」という台詞が心に残りました。「誰かのために働く」という台詞も、みことの心境をよく表していたし、井浦さんの過去も見えてきて、今後の展開がとても楽しみです。今回は、過去も乗り越えて生きることの大切さを学ばせて頂きました。

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