『先に生まれただけの僕』4話の動画無料視聴はこちら！【11月4日放送分】

※配信情報は2019年4月30日時点の情報です。配信が終了となっている可能性がありますので、登録前にご確認ください。

鳴海の3年生への話がすごかったです。私が学生だった頃に、あんな事を言ってくれる大人はいませんでした。確かに厳しい現実ですし、聞いてしまうと大人になるのが嫌だなと思ってしまいそうです。でも自分が社会人になって、今まで感じていた常識と違うなと感じたり、理不尽だと思ったりする事は確かにありました。その時々で腹を立て、自分1人で悩んでいると思っていましたが、みんなそうやって傷つきながら成長していくのだなと納得し、安心もしました。とても考えさせられるお話でした。

とにかくグサッと来たのは一番最後のシーンの鳴海校長先生が三年生を集めて話をするところです。これは鳴海校長先生が「サラリーマン」というところと素人なのかもしれないけど「教育者」の立場であるからこそ話せること、また櫻井翔さんが有名大学を卒業していて広い世界を見てきたからこそ出来たことだと思っていて深くて感動してしまいました。高校生はまだ知らないことが多かったり知ってる職業だってたかが知れてるというのも大人からみたらやっぱりそうなんだなと大学生の自分だからこそついこないだまで高校生だったので納得しました。そして理不尽なことばかりだというのもテレビで見ているたくさんのニュースでもそれは痛感できるしそれだけでなく自分だけが怒られるこれだって立派な理不尽なことばかりだと共感しかなかったです。だからこそ鳴海校長先生の言ってることは正しいしもっとたくさんの世界を見て大人にならないといけないと感じました。

社会に出れば切り捨てられたり、理不尽な事は沢山あるのに、その度に絶望して立ち直れないようでは、社会を生き抜くことは出来ない、いつも鳴海の言葉には考えさせられ、感心させられ、勇気づけられます。自分の経験から生徒達に嘘のない言葉で語っているからこそなのだと思います。

鳴海校長が3年生の生徒たちに語りかけるシーンがとても印象に残りました。社会に出れば理不尽な人や事がたくさんあるという現実や、思い通りの人生なんて絶対にないという厳しさを教える校長の言葉は、生徒たちを突き放すのではなくちゃんと生徒たちに寄り添っていたと思います。厳しい社会で生き抜くための強さや人間力を持ってほしいという願いが込められていたから、最後には希望の光が感じられるような締めくくりになっていたと感じました。学生だけでなく大人にも響くとてもいいドラマだと思います。

アクティブラーニングを導入する話が画期的だと思いました。たしかに遊びながら楽しく勉強する方が身につく気がします。しかし、それは一二年生が対象で三年生は対象ではありません。その事に対し三年生が不満を持った時に校長である櫻井くんが生徒に向けて言った言葉が印象的でした。社会は平等ではない。社会は壁を乗り越えた人にだけチャンスは巡ってくると、正にその通りだと思いました。

鳴海校長はアクティブラーニングを導入したいと教師たちに提案する。３年生３人が、３年生にはアクティブラーニングをして呉れないのか差別ではないかと抗議に来る。鳴海校長は３年全員を体育館集めるように指示、就職組、専門学校組、進学組を夫々分けて立たせて訓示を行う。訓示は、それぞれの進路で違う様な事を言って居る様であったが、どの進路者にも社会とは差別で出来ている物であるという事を言って居た。就職組、専門学校組、進学組夫々今の思いは違って居ても社会に出れば皆同じ１年生で有る、友達、先生、先輩、同期・・・の助けで社会を乗り切らなければ成らないと訓話していた。私の小学校には二宮尊徳の石像が有った、中学校の時は松下電器の松下幸之助の伝記を読んだものである。苦労して勉強すれば立派な人に成れると言われたものである。しかし、今は差別社会を教えなければ成らない時代なのか・・・？

現代の教育について、大々的にカリキュラムを変えていこうとする学校改革に興味が湧いてきました。4話は、授業を面白くする為、全員が理解できる授業を目指して、アクティブラーニングを導入するという内容でしたが、みんなで考えて一緒に理解する授業は魅力的です。そして、校長先生が最後に話していたように、社会に出てからのことをあんなに正直に具体的に話してくれる高校の先生はいるのだろうか？と思いましたが、いたら、今のゆとり世代の若い社会人のような人が少しは減るのかな？と思いました。ゆとり世代の人達は、世の中を甘く考えすぎています。もっとしっかりと大人が、現実を教えてから、社会に出す必要があるのでは？と改めて考えさせられました。

アクティブラーニングということで新しい授業スタイルが描かれていて、実際にこのような授業があったら楽しいなと思いました。矢部先生が何かがのりうつったかのようにピアノを弾いたシーンが面白かったです。鳴海校長が3年生たちに向かって、社会人になった時に訪れる苦労や挫折を本音で話すシーンはとても印象に残りました。まだ社会を見ていない生徒に、辛い現実を突きつけるのはどうかと考えさせられました。
ですが、社会に出る前にある程度知り覚悟をし、その日を迎える方が人として強くなれる気がします。鳴海校長は生徒たちときちんと向き合い素晴らしいなと思いました。

授業を楽しいものと感じてもらおうと先生たちが、日米通商条約などの交渉を生徒達の間で役に分けて演じさせるという所が、面白いと思いました。このような授業なら歴史が、分かりやすいと思いました。そして、3年生が、自分達も面白い授業にしたいという所も分かるなーと思い観ていました。授業の在り方について考えさせられた回でした。

学校を改革、向上させるという働きの裏で線引きされる学生もいるという現実に小さな社会を感じました。これから実際に社会に出ていく学生たちに校長としてではなく、社会の先輩としての言葉が沁みました。厳しいことだけでなく、厳しい社会の中で自分を見失わないようにと暖かい言葉に感じました。