『イノセンス 冤罪弁護士』見逃し動画の無料配信＆再放送日程はこちら！【1話から最終回まで】

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重雄に自白を強要させた下呂刑事の言動について考えさせられた。下呂刑事はあくまでも自分が犯人を検挙したのだという実績を作りたいのか、それとも警察としての面子を見せつけるためなのか、何れにしても、いかなる事情であれ、自白を強要させるとの行為は良くないのだと感じた。下呂刑事の圧力を感じてしまったからこそ、自白をしてしまう重雄には責任がなく、重雄にこのような目に遭わせたという下呂刑事の行為には問題があった。この裁判を通して下呂刑事は2度と冤罪を生み出さないように気をつけることができるようになるかどうかが気になった。

冤罪であることを証明してみせても、滅茶苦茶にされてしまった人間関係や仕事などが全て元通りになるわけではない……。そんな厳しい現実も最後にしっかりと言及していったので、冤罪というものが本当に恐ろしく感じましたね。だからこそ関係者には事件についてしっかりと調べてもらいたいところです。とはいえ彼らも人間ですから間違いを犯す事も……と思っていたら最後に「冤罪かどうかなんてどうでもいい」とでも言わんばかりのとんでもない人物が登場！　しかもそれが主人公の父親だというから驚きです。この親子日台どんな過去があるのか気になってしまいますね。

黒川の父である真は、黒川に勝つためにもああすればよかったのだと指宿に指摘する場面について考えさせられる。実際重雄は無罪であるにも関わらず、真の言動では検察が勝つためにも、無罪であるにも重雄を有罪にさせていいのだという意図が込められているように見える。検察側は罪の重さを証明する職業であるのは分かっているものの、冤罪を作り出させる職業ではないので、真も指宿もひどい人物だと感じてしまう。だからこそ真と黒川の間、良い関係を築いていないのではないかと察知した。

冤罪に決まっているという先入観をもたずに、真実をただただ探求する坂口健太郎さんのスタイルに好感をもてました。てっきりバカ正直でピュアな主人公というのを想像していたので、良い意味で期待を裏切られ、おもしろかったです。周りが見えなくなり突っ走ってしまう変人の主人公、ありきたりですが、興味深いです。そして、終盤にやっと出てきた藤木直人さん。ちょっと口を歪めて、憎まれ口をたたく藤木直人さんのドSな演技はけっこう好きなので、ワクワクしちゃいました。

なんか最近こうゆうドラマ多いような？！冤罪をはらす弁護士。日本の警察は優秀なはずなのに冤罪。そんなに多いのかな？完全なる証拠がなければ罪を犯していても無罪になることがあるのか？逆に証拠がかたまってしまえば犯罪者になってしまうのか？本当のことは弁護士にも警察にも検察にもわからないのかも？本人にしか。本当に罪を犯していない人が罪をきせられてしまうのはいたたまれないが、拓の父が言った「冤罪をはらすことより、罪をみのがすことがずーっと恐ろしいことだ」にゾッとしました。

被告人である阿蘇への弁護方針を変えるように訴えた楓に対して黒川が言い放った言葉が、とても印象に残りました。『火事が起きて保険金を貰ったから放火したんだろうと決めつけるのと、息子を愛していたから放火していないと決めつけるのは一緒ではないか』この言葉には、意外性を感じました。このようなドラマでは、だいたい100％被告人の無罪を信じて動く場合が多い中で、決して被告人に肩入れしすぎない姿勢が、不平等性が無く、個人的にはモヤモヤがなく見ることができました。

阿蘇重雄が、保険金目当てに、自宅に放火したというストーリーを書いた上で、取り調べをしているというのが明らかで、精神的に追い込んで自供を取る警察と、中途半端な火災の検証。これこそ冤罪を生む捜査であると、腹立たしい思いだけです。一方、阿蘇の弁護をする拓の調査で、楓の阿蘇を信じていないのかの問いに、「僕にはわかりません。だから、調べているんです。」の言葉。確かに、阿蘇が無罪を主張しているから、それを前提に調べることも、誤った事へ向かう可能性もありますね。拓の言葉に納得ですね。ガチガチの弁護士ドラマかと思っていましたが、拓が自由な発想を持っていて、また科学を使った検証が、とても良かったです。

今日から始まったので楽しみにしていました。弁護士ドラマが最近多いので、他と違う点がないか見ていました。黒川弁護士は弁護士事務所に住みついている。だいぶ変わった人物で机には無線と多趣味の持ち主で面白そうにい思えた。しかし、事務所では所長自らやっかいな人物と思われていた。弁護の話になる納得できるまで検証するタイプで火事の検証をする。やって当たり前だと思う。やってもいない事を認めさせ犯人にする警察と検察は許されるべきものではない。こんな構図が続きそうな予感がしてきた。検察次長の父親との直接対決もあるのか気になるところです。

家に借金があって、妻が外出中ということだけで、警察や検察に放火が疑われてしまった夫は無念な思いしかなかったと思います。また、裁判中も息子への思いを踏みにじられた感があり、それもとても残念でした。さらに、警察側の嘘の自白をさせること自体にも問題があると思いました。冤罪という難しい問題に取り組む弁護士の話ですが、やはりさまざまな角度から検証していくことが必要だと感じています。とは言え、あまりにも警察や検察側が短絡的すぎる見解だったので、これが現実ではこうあってほしくないと強く願いながら、第１話を観てしまいました。

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母子家庭・犯罪歴あり。なだけであんなに疑うかな?日本の警察のイメージが悪くなる。でも今回は起訴前だったので、検察側が警察の証拠を鵜呑みにせず自ら捜査に向かい証拠を検証しいてホットしました。こうゆう地道な努力が「冤罪」を無くすのでしょう。それにしても、事件当日のガソリンスタンド付近の現場の再現は今回も大掛かりなものでした。そこまでやるか!!が正しい答えを証明してくれるのでしょうが。秋保と黒川が同じ大学の理工学部だったことも判明し、黒川の過去が徐々に明らかになってきます。まだまだ奥が深そうで今後も楽しめそうです。

第2話はコンビニ強盗事件で、近くにいる昔からワルだったという偏見から疑われ逮捕された件だった。ビデオは頭はパーカーで見えない、おまけにマスクまでしているので顔なんて確認できる状態ではない。それに指紋だって、当日の物かどうかも分からない。こんなもので逮捕されたらたまったものではないです。この偏見に母子家庭育ちの楓が怒りをぶつける。黒川の監視役だったはずが、なんだか違う方向に向かっている感じ。現場の検証にはまた秋保を呼んで、大掛かりな検証をして無実を証明する。これだけ証明されると検察もたまらない。真犯人はいったい誰なんだと言っていたが弁護士の範疇ではない。まさにその通り、あの言い返しには、かなりスッキリした。真犯人は昔の友人で、これは最初から想定出来ていたが、あのオブジェからの展開を楽しみながらみれた。

警察の取り調べは黒だということが前提で行われているような気がしました。前科があり、これといった証拠がないと、どうしてもそういう目で見られてしまいます。それは本人の責任でもあるのですが、今回は彼の母親がとても可哀そうだと思ってしまいました。しかし、彼はすでに厚生しようと頑張っていたわけですから、これから真面目に取り組んでいけば、いずれ過去のことも水に流せると気が来るでしょう。人はどうしても色眼鏡で物事を見てしまいがちです。ですが、そう見られてしまう背景には、見られる側もそう感じているからなのだと思います。周りを変えていくためには、まずは自分が変わらなければいけないということを再認識させられた内容でした。

人の過去の過ちだけでやっていない事の犯罪者にされたり、片親だという事だけでかわいそうな目で見られたりと『偏見』という言葉はとても恐ろしく、そして悲しい言葉だなと改めて感じる事のできる回だったと思います。川口春奈さんが山田裕貴くんに向かって『大事なのは今！』と声を荒げた場面では自分に言われてるような気がしてハッとしました。山田裕貴くんの無罪を証明する為に多くの人が動き、監視カメラの小さな異変にも気づいて検証するところがとても興味深く面白かったです。

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黒川が裁判で負けました。今回は手術中に人工心肺が突然止まってしまったことにより13歳の少女が亡くなりました。病院側は執刀医の雲仙にすべての責任を背負わせましたが黒川は他の原因を探り、謎の解明のために、また大掛かりな実験を行い人口心肺の停止は、雷による電気系統の不具合だと証明します。病院の避雷針が壊れていたことも証明しまうすが、憶測にすぎないと勝利を勝ち取ることはできませんでした。遺族としては、真実が知りたいですね。恨むべきは病院なのか？執刀医なのか？行き場のない感情がさらに悲しみをよびます。裁判に負けた黒川の様子も少し異常さを感じました。黒川が冤罪にこだわる理由。根深そうです。

執刀医の冤罪を晴らしても、その医療事故で子供を失った遺族の恨みが晴れるわけではない……。そんな冷酷な現実を突きつけられてしまい、拓と一緒に愕然としてしまいました。遺族としてはなおさら気持ちの整理をつけにくい状況になってしまったようです。だからといって冤罪を冤罪のままにしておくのも問題だと思いますが、遺族が納得のいかない結果に繋がったのは悔やまれます。せめて事故が発生した段階で病院側がその原因をしっかりと調査し、結果を公表していれば遺族の反応も違ったのかもしれません。

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ともさかりえさんは、被害者の女性を憎んでいたと言っていましたが、その感情だけで入山法子さんを見ていたわけではないと思います。かわいくて、守ってあげたい存在であったこともまた、事実だったと思います。人間は、他人から自分に向けられた感情がわからないほど愚鈍ではありません。ともさかりえさんからたくさん愛をもらったから、慕っているんでしょう。坂口健太郎さんがその言葉を使ってともさかりえさんをなぐさめることはなかったけれど、それをあえて、言葉にしないところがおしゃれだし、おもしろかったと思います。

今回は海の自然現象が原因で起こった事故で、容疑者は無罪になりました。しかし、無罪になったからと言って、容疑者が関わっていたことは確かです。偶然に事故が起きてしまったことは残念ですが、今後は容疑をかけられた女性自身が自分の心と向き合い、解決していくしかないのではないかと思います。このドラマは冤罪がテーマですが、無罪になっても、なんとなく、スッキリしないというか、心の中にモヤモヤしたものが残ります。黒川とその父親の問題がまだ明確になっていませんが、今までの冤罪事件の弁護のやり方と何らかの関係があるような気もします。

登別さんのデレデレ、本当に気持ち悪いです。小笠原さんに頼られたからといって、張り切りすぎだし、そんなに頑張れるのであれば、日頃から頑張って欲しいなと思いました。拓は変な焼きそばにハマって、カラ元気のような…。少し心配になりました。小笠原さんは自分のせいで姫島さんが亡くなってしまったと、自分を責めていて、居た堪れなくなりました。彼女は、ネックレスを必死に取ろうとして波に飲まれてしまった…。そんな悲しい結末に心が痛みました。

好意を持っているから、殺すはずがないということや、殺すほど憎かったから。そんな先入観で、殺した殺してないという判断をすべきでないのだと。黒川の先入観のなさから、小笠原が無罪になったんですね。しかし、小笠原にとっては、心の中にあった姫島への嫉妬心を隠し、持っていたペンダントを海に投げ捨てたために、姫島が事故死してしまったことは、心の中でいつまでも後悔として残るでしょうね。辛い想いがします。一方、黒川の母親はとても朗らかなのに、黒川と父親真が、険悪になったのはなぜなんでしょう。ふたりの溝は深そうです。

第4話は、女性会社員の殺人事件で、会社の同僚を殺した容疑の話でした。会社ではとても仲が良いと言われているのに、恐ろしい話しだ。裁判で隠していた事がばらされて、絶体絶命のピンチとなった。自業自得です。上司へのストーカー行為は今回の裁判と関係ないが、この件で信用を一挙になくしてしまった。弁護士に助けてほしいと言いながら、隠し事とは考えられない。なんと、仲良しは見せかけで憎んでいたと、これでは殺意があったと言われてもおかしくない。勝ち目のない裁判かと思われたが、また、いろいろと調べて実験して証明する。無実を勝ち取ったがマスコミに出てしまった情報は消えない。立場的には厳しい、これを乗り越えるのは並大抵ではないでしょう。そｓれにしても、これだけ調べるというのは、過去に父親と何かあったのだろうか、そう思うしかないように感じた。

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わたしは最後の黒川先生が男子学生に言った言葉がとても深く考えさせられるものだと思いました。男子学生が本当のことを話したときは、正直同情をしてしまいました。キツい練習に精神的にも追い詰められたら、先生を陥れる気持ちも分かるし、自殺未遂をするほど追い詰められていたんだなと思いました。わたしも追い詰められたら、相手を恨んだり、自分を傷つけてしまう気持ちがよくわかります。でも、黒川先生は最後に、どんなに辛くても、正しくないことをしていいことにはならないというように言っていました。そのシーンで、わたしは正しくないことをしてはいけないと思うのと同時に、自分の命も大切にしないといけないと思いました。

真犯人の語る犯行動機は全く予想していなかったものでしたが、しかし話を聞いていると確かに真犯人には逃げ道がなかったなと思い、気の毒になってしまいました。彼は彼なりに色々な手段で現状を脱出しようと試みていたんですよね。しかし周囲の人間が自分達の思惑のために彼を解放してあげなかった、と。大人達が彼の気持ちをもう少し汲んであげていれば……と思わずにはいられません。ですが黒川も言っていたように犯罪は犯罪。無実の人が罰せられてはならないように、罪を犯した人はそこに同情の余地があろうとも罰せられなければならないのがこの社会です。犯罪者となってしまった彼ともども、彼を追い詰めてしまった周囲の人々も反省してもらいたいですね。

最近ハラスメントの問題が取り沙汰されていますが、とても難しい問題です。受けた本人がハラスメントだといえば、成立してしまうので、訴えられない様に、一歩外に出たら、最新の注意を払いながら暮らさないといけませんネ！高校生ともなれば、あんな大それた事が出来てしまうけど、そのサキを読み取る所が欠けているので平気で人を陥れようとしてしまうのですね。最近は大人社会でもそんな人が増えている事が残念です。今回は本人が白状したので、冤罪が起きなくて良かったです。

今回の事件、リアルでも起こっている体罰の問題でとても考えさせられました。高松先生が期待しすぎて、圧を掛けたこと、そして母親の期待も大きく、息子のSOSを気づいてあげなかったことが藤里くんが自殺したいと思わせてしまったんだと思いますが、藤里くんも遠回しに万引きしたタバコなんて見せずに高松先生にぶつかっていれば、2人に関わっている人たちが追いかけ回されたりしなかったのかなとも感じました。拓は楓のことも心配していて、楓の事件も解決すればいいなと思います。

最初は事件の真相がどうなってるのかわからなかったですが、藤木直人さんが登場してからの謎解きは、気持ち良かったし、おもしろかったです。それぞれの思惑が絡み合ってこんな複雑な事件を起こしてしまい、しかもその真相を暴くのに、こんなに大変なことになるなんて。自殺をしなければと思うほど、清水くんを追い詰めた先生やお母さんも間違っていたと思います。そして、清水くんの才能に嫉妬して、先生を陥れようとしたり、清水くんを殺してもいいと思った友達は、ちょっと異常だと思いました。

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今回の真犯人の動機を聞いて、何ともやりきれない気持ちになりました。しかし、このことで容疑者の過去の悪行が明るみに出たことで、過去の事件を解決するきっかけになったと思います。復讐をしても、自分が罪を被るだけで、何の問題も解決しないのかも知れません。毎回、このドラマを見ていると、無罪になっても何となく釈然としない気持ちになってしまいます。今回も同様で、容疑者は冤罪だったとしても、その事件が起きてしまう影響を与えている場合が多いので、その点が毎回引っ掛かってしまいます。

今回も黒川先生が無罪を勝ち取って良かったですが、被疑者の樽前は大学時代に女の子に乱暴したという事実があり、そのせいで自殺した女の子の親が殺人を犯してしまった。元はといえば、樽前が悪いんだから、殺人自体は無罪であっても、乱暴した事の罪はしっかりと償って欲しいと思いました。例え、樽前が罪を償っても亡くなった女の子は戻って来ないから親としたらやるせない気持ちだと思う。でも、どんな理由であれ殺人はいけない事だから、亡くなった女の子の親も違う方法を考えれば良かったのにと思いました。また、自分の娘が自殺して凄く辛いという事を分かっていながら、穂香の息子を誘拐したのも、どうかと思いました。子供がいなくなる悲しみ、辛さを１番分かっているはずなのに。あと、いつも科学的な事が出てくるのは面白いし、勉強になります。今回も高い音と低い音の兼ね合いで、聞き取れる範囲が違うなんて知らなかったから、面白かったです。

面白かったのは、朝倉に一目惚れした子供が、黒川と話していた場面です。可愛くて和みました。考えさせられたのは、親が子供のためだと思い込み、子供を傷つけた相手に復讐をしたとしても、犯罪はやっぱり犯罪で、裁かれる立場になってしまったことです。子供を傷つけた加害者は、なぜか刑が軽くすむ場合が多いことにも疑問を感じました。感動したところは、裁判中に、黒川がかけた言葉です。涙を流しながら、自分の言葉をきちんと伝えようとしていた姿に感動しました。

有珠田さんの奥さんが穂香の息子、晴斗くんにしたことは決して許されることではありません。でも、こうすることでしか娘が自殺したことを受け入れられなかったんだと思います。晴斗くんを誘拐したこと、きっと心苦しく思ったと思うし、やりきれなかったと思います。有珠田さんが法廷で泣き崩れた姿、心が締め付けられました。裕也に罪をきせることで娘さんは帰ってこないけど、きっと天罰が下ると思います。奥さんの言った「私たちの気持ちなんて分からなくていい。」という言葉、とても辛かったです。これまでのイノセンス史上、1番泣きました。

拓が弁護した男は、大学のワル仲間の殺人に関して無罪だったのだが、実際には、大学時代に、女性に暴行し、その女性が自殺するというワルなやつだった。暴行され自殺した女性の父親から、そんなヤツの弁護をするのかと言われ、拓の苦しい胸の内が分かるような表情が非常に伝わってきました。しかし、拓は、大学のワル仲間の殺人という罪では無罪だと毅然と宣言しなくてはならない気持ちが悲しかった。拓は、こんなワルは、裁かれるべきだと心の中では分かっているのだが、殺人を犯しているわけではないその葛藤で思い悩んでいたのだと思います。

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弁護士の仕事は、依頼人の利益になるように弁護すること。しかし、拓の弁護士としての思いは、真実を突き止めること。それは、依頼人満里奈が、殺人を犯していたことを、秋保の実験で、明らかに。弁護士としての拓の心が、とても苦しんでいるように感じました。でも、その真実は、一家心中を経験した満里奈の幼い頃からの苦しみを救ったように思います。心中の原因が、殺害した夫であったことを思うと、とても辛いですね。強気でいた満里奈が、心中事件を知っている湯布院に弁護を頼んだのは、助けを求めていたからなのでしょう。拓、楓、湯布院によって、満里奈が救われることは、少しだけ、良かったです。もし、拓が弁護しなければ、満里奈の心は、一生救われなかったのですね。

資産家の若妻(満理奈)が計画殺人で逮捕された。15年前､湯布院は、乗鞍投資詐欺の被害者一家を救えず一家心中した事件があった｡その事を気づいてほしかったのか、彼を指名したが､ぎっくり腰で黒川が代わりに担当した。彼の父親と指宿検察官に、真実を知りたいだけで弁護活動をしてはいけない、と忠告され､いつになく、躊躇している感じでした。検証の結果、真実がわかり、情状弁護に切り替える方が良い事を熱く訴えた。満理奈も罪は償う決心をしてくれ良かったです。

一酸化炭素が充満した部屋で、なぜ満里奈が助かったのかという検証が、かなり命がけな実験でドキドキしました。しかも、その検証結果によっては依頼人の不利になる証拠になってしまうのに、それでも真実を知るために必死に体を張る黒川はすごいなと思いました。黒川は自分がしたことが正しいことかわからないと言っていたけど、満里奈は晴れやかな表情で自白を決意していたので、今回は黒川の行動は間違いじゃなかったんだと感じました。迷った時は自分が思う方に突き進むのも良いものなんだなと考えさせられました。

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警察主導によるずさんな捜査と証拠のねつ造、自分の罪を子供を巻き込んで証拠品の廃棄や新事実が判明したのに再審にならなかった裁判所の決定に、少しの残念だったという気持ちと怒りがこみ上げてしまいました。一企業のずさんな管理体制は昔と比べて変わってきて厳しい管理体制が整ったと実感していますが、警察は昔も今も変わらずそのままの状態でずさんなままの状態であることに残念だと思います。もちろん全ての警察がそうではないとわかっていますが、警察の人間である以上はあってはならない事だと感じました。

誰がどうみても冤罪の事件なのに再審請求されないという事に驚き、そして腹立たしい気持ちでいっぱいになりました。同時にこれはドラマの中だけではなく実際の事件でもそうなる事があるのだろうかと疑問も抱きました。星野真里さんの死刑囚の娘としての感情表現がとにかく素晴らしく引き込まれるようにテレビを見ていました。特に最後の片岡鶴太郎さんとの面会のシーンでは泣かずにいられないぐらいの感動でした。ドラマの中での話ですが、この2人には是非幸せになってほしいと思いながらテレビを見ていました。

一度判決が出てしまった裁判の再審請求がかなり難しくて、それが原因で冤罪を一生背負うことになってしまった人がどれだけいるんだろうかと考えさせられました。再審請求の裁判は非公開で行われるようですが、公開にした方がいいんじゃないかと思いました。裁判所の前で悔しそうに拳を握りしめた黒川の目が血走っていて、なんとも言えない気持ちになりました。式根さんの無実が、娘さんにだけは分かってもらえたことが、せめてもの救いだと感じました。冤罪のせいで二度と式根さんが塀の外に出ることはないんだと思うと悲しいです。

ドラマらしくきれいに終わるのではなくリアルな結末になっていたことが、おもしろかったし、攻めたなぁという印象です。弁護士と科学者が、証拠を見つけて、検証までして、証言してくれる人まで見つけたのに、裁判所は一度出た結果をひっくり返すことはない。現実ってそんなもんだと思います。鶴太郎さんの死刑判決がひっくり返されることはありませんでしたけど、娘さんにまで誤解されたままなのは、お互いに悲しすぎると思っていたので、ふたりの心が通い合うシーンはうれしかったです。

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裁判の結果が、秋保のいう通りになってしまって、黒川先生はショックだっただろうなと思いました。同じ真犯人を探している同士だと思っていたのに、秋保が自分のことをそう思ってくれていなかったことは、悲しかったと思います。いつもクールな秋保が涙を流しながら気持ちをぶつけていたのがとても印象に残りました。こんなふうに心の奥で11年間も苦しみ続けていたのかと思うと、すごく辛い気持ちになりました。秋保も黒川先生も、事件の真相を暴きたいという気持ちは一緒なのに、仲違いしてしまって悲しかったです。大切な人を亡くすって、やっぱりすごく精神的に追い詰められることなんだなって考えさせられました。

秋保準教授と黒川拓は11年前の事件についての思いが違っています。やはりそこが、秋保が黒川とは決定的に違うところで、感情の相違のようなものがあるのだと思いました。今回のストーカー事件の犯人は別にいるようですが、それが最後に登場した黒い人物だったのかもしれません。今は拓の中では今回の事件と11年前の事件との接点があるかもしれないということで、非常に感情的になっているような気がします。そのため、やはりここは今回と、さらには11年前の事件を冷静に判断できる和蔵楓の存在が必要なのだと感じています。

前回の裁判で身も心もボロボロになってしまった拓。みんなが気にかけるけど、「悪いけど1人にしてほしい。」の一点張りで、相当思い詰めているんだなぁと感じました。そして、11年前に起きた事件と類似した事件が起きて、話は急展開になってビックリしました。秋保さんは拓の父親である検事の真に力を貸すと共にもう拓との関わりを断ちたい素ぶりだったし、拓とずっと事件を解決していくと思っていただけにショックでした。お兄ちゃん的存在を信じたい気持ちとそれに対して疑う気持ち。拓の気持ちが早く晴れるといいなと思います。

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公判で秋保が、警察、検察の冤罪を疑う主張をし真実が判らなければ遺族の無念も晴らせないと拓を見つめて言う場面は感動的でした。そして神津が証言に立ち餌を撒いて警察や検察の間違いを見ていたと言い、無能な検察、警察ざまあ見ろと言った場面は痛快な程、皮肉たっぷりでした。しかし、それ以上に皮肉な演出だったのは神津自身も痴漢冤罪被害者だったことです。恐るべき冤罪の連鎖です。しかし拓の父が自分が起訴して有罪にして、自分の判断が人間の命を奪ったと謝罪し自身で再審請求すると言った勇気は素晴らしく、拓との和解が出来る気がしました。拓は冤罪があっても司法に絶望していない、過ちを認める勇気があれば間違いを正せると言った場面も拓の心が救われ、それ以上に秋保が自分は救われたと言い、彩花を愛した浅間の死を悼むことができると拓に言ったことで、2人の関係も修復されたと思います。最終回で胸のモヤモヤがスカッと晴れました。

楓ちゃん助かって本当によかったです。でも、眠ってるときに見た夢が、拓の山積みの書類が雪崩のように崩れてくる夢なんて、楓ちゃんらしいなと思いました。神津は警察の前では演技をして、無実を証明していたけど、法廷に立ったら性格がころっと変わったように自爆し始めて恐怖を感じました。11年間、事件に苦しんできた秋保さんと拓。事件が解決してよかったと思うし、秋保さんと妹さんと彼氏で写ってる写真が元に戻されたことと、何よりも拓と父親の関係が良くなって本当によかったです。

11年前の事件も今回の女子大生殺人事件も冤罪がはれて良かったです。一時は検察の圧力に押され気味でしたが、黒川先生の熱意の賜物でしょう。秋保先生は､そっとしておいて欲しい所ですが、最後のお願いを聞いてあげて、そこは、科学者として立派だったと思いました。和倉先生を刺した神津が自白したが、自分が冤罪で人生を狂わされた腹いせのようにわざと冤罪を起こす様に仕向けたのは頂けませんね!黒川先生のお父さんも法廷で、11年前の事件の判決はあやまちだったと謝罪し､再審をして､過ちを正すと誓った。黒川先生も、お父さんもご立派でした。

冤罪が、新たな犯罪を生んでしまったのです。痴漢として逮捕された神津が、検察、警察に対しての挑戦状で、連続殺人を行ったのかもしれないと思うと、11年前の秋保の妹が殺害されたことに、悔しさが出てきます。もし、神津の痴漢が、冤罪であったとされていれば、３人の女性と、拓の幼なじみ浅間が死ぬことはありませんでした。捕まえた男が、煙草を吸わないから、吸い殻は関係ないなどという思い込みが、冤罪を生んだのです。例え科学的に判断できても、人が、思い込みや、推測など、どう扱うかによって、冤罪が生まれ、人生を狂わされてしまうのです。もし、神津が無罪であるとされていたなら、３人の女性と、拓の幼なじみ浅間の命は奪われていなかったと思うと、悔しくてなりません。真実が明らかになり、秋保に、浅間に対して、悼む心が生まれたこと、切なく感じました。また、拓の父親黒川が、検察のミスを認めたのも、スッキリです。

冤罪というものを、テーマにずっと進んできたドラマでしたが、まさか真犯人までもが冤罪事件の被害者だったという真相は考えさせられました。また、真犯人がわかって、自供してるし、死刑になるし、これで解決という終わり方ではなくて、坂口健太郎さんは、ちゃんと犯人に自分の罪と向き合ってほしかったのですね。経験したことがないので、被害者遺族の気持ちはわからないですが、ただ犯人が自分で納得して死刑になるだけでは満足できないというのは、なんとなくわかるような気がします。

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