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『べしゃり暮らし』の再放送日程について

今のところ、再放送の予定は発表されていません。（1週間先のテレビ欄にも記載がありませんでした。）

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圭右と潤の掛け合いは本当の芸人さんのような心地の良いテンポで見入ってしまいました。圭右の父である潔はある芸人の嘘ばかりの最低なネタのせいで蕎麦屋に客が全く来なくなってしまい、妻がパートに出る羽目になりそのせいで過労死してしまうという過去があり、あまりに辛く可哀想で芸人嫌いになるのも無理はないなと思います。ネタを完全にパクるなんて最低すぎて驚きました。しかしやはりこの2人は格が違いました。アドリブであれだけどっかんどっかんウケてしまう2人は最高です。潔も見に来てくれていて嬉しかったです。

始まりから、上妻の話には笑わせてもらいました。ドラマとはいえ、本当に面白い話だし、上妻の話し方も笑いを誘う上手いしゃべり方だと感じました。でも、そんな笑いを愛する上妻の家庭が、一組の芸人さんによって大きく変わっていたと分かった時、なんとも言えない気持ちになりました。それによって芸人を恨んでしまった父と、それでも笑いを嫌いにはならなかった上妻の心情がどちらも理解できて、より辛かったです。笑いというのは、笑顔と不快の狭間にあるのだなと知った気がしました。

主人公の圭右にかなりシリアスな過去が存在していることに驚きました。あのような事件を経ても尚お笑いに熱意を持ち続けているのが凄いですね。辻本の才能に嫉妬しながらも即座に仲間に引き入れたところを見ても、彼のお笑いに対する真剣さが伝わってきました。またコンビ名に「きそば」を入れる心意気もいいですね。そんな彼とは対照的に「ねずみ花火」というコンビが性質の悪いこと！　とんでもない事をやらかしてくれましたね。彼らが今現在どうなっているかもきっと描かれると思うので、そちらの方も楽しみに待っています。

1番面白かったのは、いざ舞台に立ってネタを披露しようとした時に他のコンビにネタを真似されてしまったところです。結局アドリブでネタを披露したのですが、それも面白くて会場のお客さんは大笑いでした。わたしは友達と話すことは嫌いではないのですが、上手く話せないし自分の話はつまらないなと思って聞き役に回ることが多いので、普段から話のうまい人はとても羨ましいです。また芸人になることを反対していたお父さんが会場に来ていて笑っていたシーンは感動しました。

芸人嫌いの父親に食って掛かった上妻が、父親に今まで心の中にしまっていたものを吐き出したせいで、反対に自分は辻本に対する嫉妬と自分のお笑いに対するプライドを天秤にかけて、お笑いを選んだところは、良かったです。父親も当時に自分の蕎麦屋としてのプライドと妻を天秤にかけて妻を選んでいたら、妻は死なずにすんだのかと後悔するシーンは、過去は取り戻せないけどそうやって後悔する姿を見せることで、周りは変わっていくのではないかと思いました。

まずは、吉竹高校の男子生徒たちがみんな生き生きとしていて、実年齢はみんな20代後半だということを感じさせない演技で、すごく良かったです。圭右役の間宮祥太朗の、熱血で「爆笑王」であることにこだわっている演技にはクスリとしてしまいました。「プライド」の話題で、辻本と圭右の会話と、圭右の父親のこだわりががかぶっているあたりのストーリーが、すごく上手くできていて、圭右が父親への反発が自分に刺さっているあたりに感動してしまいました。

漫才やお笑いの話なのかと思えば、漫才のせいで風評被害を受けて実家の蕎麦屋にお客さんがこなくなり、パートに出かけたお母さんまで過労で亡くしてしまう。そんな事が起こればお笑いは、嫌いになるはずなのに、お笑いは悪くない、とお笑いを憎んでいる父親にわかってもらいたい間宮くんの演技に感動しました。そして、演技にしては漫才が上手でそこも感動しました。セリフとして演技してそこまでうまくできるものなんでしょうかね?だんだん漫才師に見えて来ました。凄いです。

転校生と漫才コンビを組むことになり、文化祭の漫才コンテストに出場することになりましたが、本番で使うはずのネタが他のコンビに盗まれ、一時はどうなるかと思いました。しかし、持ち前のセンスとキャラクターでアドリブで漫才を行い客席を大いに笑わせ、ある意味成功を収めたと思います。アドリブで行ったことが漫才として成功していたかどうかはコンテストの結果によりますが、今からプロの漫才師を目指して活動していく姿を早く見てみたいです。元相方の存在が刺激を与え、どのようにスパイラルアップするのか見ものと思います。

圭右の母・美津子の死があまりにも悲しい。最後まで、夫や店を愛するすばらしい人だったのに。父・潔が芸人を恨む気持ちは分からないでもない。自分自身も責めて今まで苦しんできたんでしょうね。でも、圭右やしのぶの言葉を受け、これからもっと前を向いて生きていけそうですね。文化祭に来て、圭右たちの漫才に思わず笑顔になる姿にホッとしました。圭右は大事なネタを盗まれても、さほど慌てず機転を利かせるとはなかなかの度胸があります。今後のふたりがどんな道を歩んでいくのか楽しみですね。

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第2話（8月3日放送分）のあらすじ

前回、文化祭でアドリブ漫才を大成功させた圭右（間宮祥太朗）と辻本（渡辺大知）のコンビ・きそばAT。当然、活動を続けるものだと思っていた辻本だが、圭右は本心とは裏腹に、お笑い嫌いの父・潔（寺島進）に気兼ねして消極的な姿勢を見せる。

そんな相方をやる気にさせたい辻本は、先輩芸人の金本（駿河太郎）と藤川（尾上寛之）からなる人気漫才コンビ・デジタルきんぎょと引き合わせるべく、ライブ会場へ連れ出すことにした。

当日、圭右は、無謀にも自分の書いたネタを持参して金本に渡すのだが…。

一方、元相方の辻本を追いかけ、上京していた静代（小芝風花）も、デジタルきんぎょのライブ会場に乗り込んできた。理由も知らされないまま一方的にコンビを解消されたことに納得がいかない静代は、また2人で組みたいという熱い思いを辻本にぶつけ、急遽SHIZU-JUNが漫才をすることに！

辻本が静代とコンビを解消した本当の理由とはいったい何だったのか？さらに辻本の本心を知った圭右は、ある決意をする―！（公式ホームページから引用）

第2話の感想や評価に関する視聴者アンケート結果

第2話の感想や評価に関する視聴者アンケートを実施しました。その声を紹介します。

金本の言う、「辻本達が駄目なのは、お互いにお笑いに対して真面目過ぎるから」という考えは妙に説得力がありました。辻本が静代を本気で好きになっているという分析も当たっていたし、自信過剰な圭右の出鼻をくじいたり、この人は人をよく分析しているなと感心してしまいました。でも、そこまで辻本のことをわかっているのなら、どうしてもっと後押ししてあげないんだろうとちょっともどかしかったです。もしかしたら、辻本に自分達のようになりたくないと言われたことがショックだったのかもしれません。最後に、辻本達のやり取りに感化されて、突然相方に歩み寄ろうとした金本がちょっと微笑ましかったです。

辻本が静代と理由も告げずにコンビを解散した理由に驚きました。コンビで恋愛もアリなんじゃないかと思ったけど、それじゃあ本当に面白いものはできないという辻本のプロ意識を感じてお笑いにかける熱さがすごいなと思いました。一度限りのSHIZU-JUNの復活漫才は、やっぱり息が合ってたし、見ててストンと落ちるものがあったので、もったいない気がするけれど、しょうがないのかなと複雑な気持ちです。また、いい意味で圭祐の刺激にもなったと思うので、これからの二人に期待したいと思います。

辻本と静代の関係を見ていたら、男女コンビの難しさを見たような気がしました。芸人さんというのは、当たり前に芸に真剣な人が多いと思います。男女コンビの間に恋愛感情が生まれたら、自分が納得できなくても、相手の意見を許してしまうこともあると思います。それはもはや、本人達に自覚がなくても、芸に対して真剣な気持ちが無くなってしまうということなのだと考えさせられました。それを思うと、夫婦漫才をしている人達は、どこか割りきった考えも持っているのだろうかと、プロ根性を知った気がしました。

プロ意識と恋心のぶつかり合いの結果がコンビ解消という、シビアな出来事を経験している辻本と静代が、まるで大人のようなのに実は高校生という状況に、少しアンバランスを感じました。もう5歳くらい年上でもいいくらいだなぁと感じました。対して猪突猛進でプロのデジタル金魚の2人にぶつかっていく圭右は、自分本位なところも高校生らしくて、そのギャップが面白かったです。プロのシビアさを少しは感じ取った様子の圭右ですが、金本が皮肉で「学園一」といったのを「爆笑王」と受けてしまうあたり、苦笑いが出てしまいました。

第1話目から気になっていた渡辺大知さんの過去が明らかになりました。なぜコンビを解散したのかは好きになってしまったからなんですね。よくお笑いコンビの仲が良くないなど言われますが、お笑いを追求するから故なんですね。間宮祥太朗さんのネタはダメだしばかりで落ち込んでいましたが、その裏にはやってみろとかプラスの意味だったんですね。そしてそれを教えてくれたのは、長らく一緒にやってきた相方というところが感動しました。やっぱり一番分かっているのは相方ですね。次はいよいよ新たにコンビを確認した2人のネタを聞いてみたいです。

面白かったのは、主人公の圭右と辻本の掛け合いがすごく面白かったです。漫画のシーン見たいに迫力があって漫画以上に引き込まれました。考えさせられたシーンは、漫才師としての微妙な人間関係です。はじめは仲がいい人達でも次第に漫才を向上をする中ですれ違いなどが起きて仲が悪くなることがある非常にシビヤな世界だなと感じました。感動したのは、そんな漫才師の未来を知っている辻本が好きになってしまって嫌いになりたくない静代とコンビを解散するところに心を打たれました。

漫才コンビが仲が悪くなる理由が、自分のお笑いを追及した結果、喧嘩になって相方を嫌いになってしまうというのがあるなんて思いもしませんでした。辻本が先輩芸人のデジタルきんぎょの仲の悪さを見て、自分と静代がそうなってしまうよりは、解散の方がまだ辛くないと思って静代から逃げてしまったのは、辛い選択だけど仕方なかったのかなぁと思います。それに文化祭でした上妻との漫才が、やはり心から面白かったんだと思うと、意味のある解散だったような気がしました。

上妻圭右がデジきんの金本にネタを書いた用紙を渡し、打ちのめされたシーンは印象的で面白いと思いました。ネタの精度は良くなかったのかもしれませんが、金本は圭右たちの将来を考えここで一度打ちのめし、今後の活躍をひそかに期待しているのではと思いました。辻本の元相方・鳥谷静代が上京し辻本のところにやってきて、ＳＨＩＺＵ－ＪＵＮを再結成して漫才をやった場面を見た時、「仲が良い」がよいのではなく面白さを追求するならコンビ仲は悪くても良いという考えもあるんだなと思いました。

潤が静代とコンビを解散した理由は、先輩であるデンタルギンギョはとても売れているが、仲が悪い。昔は良かったけど、真剣にお笑いに向き合うにつれて段々と価値観が変わってお互いの方向性が変わってしまうから。そうはなりたくないから好きなままでいたいから静代とのコンビを解散したいという考えに至った真実に感動した。そういう考えからいくと潤はお笑いを真剣にやりたいと思っているから上妻とコンビになって、仲が悪くなってもいいと思ったから選んだのかなと色々考えさせられた。

辻本と静代は、お互いに恋愛相手として好きなわけですよね。それならふたりは恋愛だけの関係になって、漫才はお互いに別な人と、とはならないのでしょうか。あのまま別れるしかないなら切ないですね。有名な芸人・金本を前にしても全く動じず、どんどんしゃべる圭右と、それを必死で止めようとする辻本に笑いました。圭右の言葉が、金本と藤川の気持ちを少しでも変えたとしたらスゴイ。芸人を目指すことを決めた圭右と、辻本の今後はどうなるのか。たとえ才能があっても厳しい世界に、ふたりがどう踏み込んでいくのか楽しみです。